「第7回木暮人国際映画祭2019」

一般社団法人木暮人倶楽部( 東京都中央区、理事長:吉田 就彦、以下「木暮人倶楽部」)が、本年11月 24日( 日 )に行った「第7回 木暮人国際映画祭2019」(以下、「映画祭2019」)にて、下記のように各賞作品が決定いたしましたので お知らせいたします。
尚、各受賞者には賞状及び賞金が贈られました 。



■第7回木暮人国際映画祭2019受賞 作品

<グランプリ>
HiddenHeaven (トルコ)
監督: Ç ağatay Çelikbaş (チャータイ・チェリックバシュ)

 

<木暮人賞>
なめとこ山 (日本)
監督:ヤカ ハラ

 

<特別賞>
祖谷を継ぐもの(西祖谷)( 日本 )
監督:土井 鮎太

 

 

映画祭2019概要

1.  タイトル:第7回木暮人国際映画祭2019

2.  日時:令和1年11月24日(日)、開場11:30 開演12:00 終演16:00(予定)

3.  場所:港区立神明いきいきプラザ体育館 東京都港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500

HP:http://shiba-ikiiki.com 最寄り駅:JR浜松町駅より徒歩5分

4.  主催:一般社団法人木暮人倶楽部 (ホームページ https://www.kogurebito.jp

5.  共催:港区立神明いきいきプラザ (ホームページ http://shiba-ikiiki.com

6.  協力:株式会社ヒットコンテンツ研究所、株式会社オフィスカレイド、NPO法人シネメディアシステム

7.  後援:林野庁、港区、一般社団法人日本林業経営者協会、一般社団法人日本ログハウス協会、一般社団法人ARTIZAN日本、NPO法人日本森林管理協議会(FSC®ジャパン)、デジタルハリウッド大学大学院8.  入場料:無料

9.  公式サイト https://www.kogurebito.jp/filmfestival2019/

 

第7回木暮人国際映画祭2019 上映作品(順不同、上映順未定)

1.なめとこ山(日本) 監督:ヤカ ハラ (アニメーション)
宮沢賢治の「なめとこ山の熊」を元にして、対立ではなく自然と寄り添って生きる考え方をコンセプトに。

2.For The Love of Christmas (Trees)(マレーシア)監督:Ken Foong(アニメーション)
Like a forest to a tree, Christmas belongs at home for “Saggi” 木は森の一部であるように、クリスマスは家にいるのがサギーには心地いい。

3.BAHÇE / THE GARDEN(トルコ)監督:Idil Ar Ucar(アニメーション)
豊かな森の暮らしから都会に出て行き疲れていく女、森へ帰ることで再生される物語。

4.Like and Follow(ドイツ)監督:シュラーゲ トビアス、フォレスト ブレント(アニメーション)
スマートフォンしか見ない少年が、彼の周りの木々がどれだけ美しく面白いものかに気付く。

5.水槽都市/Fish Tank City(日本)監督:Gyoza543(ドキュメンタリー)
水槽の中で泳ぐ魚と都市で生きる人々の華やかさと息苦しさ。

6.茶人の道(中国)監督:毛一平(ドキュメンタリー)
祖父、父、娘の3世代が中国の茶の道を伝える。天人合一、茶は自然であり人である。

7. Song of Kami(日本)監督:Semsettin Evgin(ドキュメンタリー)
映画祭の表彰状を越前和紙の三椏局紙に選定。千五百年の紙漉きの伝統を、紙の神社の祭りと共に唄で語り継ぐ。

8. Hidden Heaven(トルコ)監督:Çağatay Çelikbaş(ドキュメンタリー)
いい空気と薬効ハーブで有名なトルコのイダ山における生活のドキュメント。大変でも自然と共にあることの重要性を女性たちが語る。

9.千石船を復元する~「気仙丸」から始まった技術伝承(日本)監督:スティポン・K(ドキュメンタリー)
平成の世に四艘の復元北前型弁才船を一から建造した船大工棟梁「新沼留之進」、気仙大工「平山憲治」のインタビューも交え、千石船復元の技術とその意義を振り返る。

10.祖谷を継ぐもの(西祖谷)(日本)監督:土井鮎太(ドキュメンタリー)
市井の民の文化が伝統として色濃く残る徳島県西祖谷。失われつつある伝統の芸や唄、食文化等山の民が育んできたものに “祖谷を継ぐもの”は再び命を吹き込んでいる。

11.くすのき(日本)監督:西脇祐也(ドラマ)
木は加工することで便利なものになり、暮らしを豊かにしてくれることもあれば、ただそこにあるだけで人を支えてくれることもある。

12.Memories of the Forest(タイ)監督:Tinshine Mongkolmont、Christine Flemming(ドラマ)
おばあさんが昔森と遊んだことを懐かしむ。今の森は?

13. Kayıp/The Paradise Lost(トルコ)監督:Abdullah Korkut(ドラマ)
自然が荒廃している世界に住む2人の兄弟。彼らに救いはあるのか?

14. My True Happiness(タイ)監督:Yotsawat Winyarat(ドラマ)
ゴムの木の森が荒れて、金が手に入らないので自然の恵みで暮らす男。

審査方法
審査方法は、当日会場の観客による投票結果を考慮し、審査員会により、各賞(グランプリ<Grand Prix>、木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出。

審査員会委員
審査員長:吉田就彦(第7回木暮人国際映画祭2019実行委員長)
審査員(五十音順):落合俊也(建築家)、尾中謙文(認知科学者)、久里耕介(映画プロデューサー)、関橋英作(マーケッター)、筒井勝彦(映画監督)、東海林美紀(写真家)、本郷浩二(林野庁長官)

■映画祭2019詳細
審査方法
審査方法は、当日会場の観客による投票結果を考慮し、審査員会により、各賞(グランプリ<Grand Prix>、木暮人賞<Kogurebito Award>)を選出。

審査員会委員
●審査員長:吉田就彦(第6回木暮人国際映画祭2018実行委員長)吉田就彦1979年、キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽、映像、ゲーム、マルチメディア等の制作、宣伝業務に20年間従事する。「チェッカーズ」や「おニャン子クラブ」、「中島みゆき」等の数々の音楽ヒットや「ビートたけし」原作・準主演の「教祖誕生」、原田眞人監督、役所広司主演「KAMIKAZE TAXI」等の映画制作を行う。ポニーキャニオンでの最後の仕事は、国民的な大ヒットとなった「だんご3兄弟」(375万枚)。1999年、ポニーキャニオン退社後、ネット・ベンチャーのデジタルガレージに取締役副社長として入社しネットを活用したビジネス戦略のコンサルティング業務を行う。
日本の「素晴らしい木の文化」や「天然志向の木」の良さをアピールすることを目的に、2012年1月に「一般社団法人木暮人倶楽部」を設立、理事長に就任。
2016年、アジアへ向けた日本文化の発信事業として、タイ国のHERO「MIRAIGAR T1 」を生み出し、タイ国においてTV放送を行う等の海外ビジネスを展開。
(株)ヒットコンテンツ研究所代表取締役社長、(株)カレッジフォ-ス代表取締役社長、デジタルハリウッド大学大学院教授。(一社)木暮人倶楽部理事長。審査員(五十音順):●審査員:落合俊也(建築家)落合俊也株式会社森林・環境建築研究所代表取締役
木造の権威杉坂智男に師事。杉坂建築事務所取締役設計室長を経て独立。
森林環境が人の健康に及ぼす効果の研究と、その効果を建築に取り込む究極の建築の作り方を探求している。
国際森林医学会INFOM理事
国土緑化推進機構「森と木と子どもをつなげる実行委員会」実行委員長
木暮人倶楽部理事

●審査員:尾中謙文(認知科学者)

尾中謙文

認知科学者/国内外の政府機関の戦略プランナー/アートディレクター/作曲家/大手企業の戦略立案 コンサルティングを行う
2003年 日本初のマニュフェスト発案制作、流行語大賞になる
IOC モスクワ総会で 2008年 北京オリンピック招致に成功
2009年ダライラマ法王と「地球の未来への対話」のモデレーターを行う
2012年WorldVisionを開発 TOYOTAなどが導入
一般社団法人青山総合科學研究所 代表理事

●審査員:久里耕介(映画プロデューサー)

久里耕介

1982年より劇場用プロデューサーとして「爆裂都市」
「アイコ十六歳」「汚れた英雄」「愛情物語」
「さびしんぼう」「妖獣都市」「帝都物語」
「帝都大戦」「孔雀王」「ジパング」
「アジアン・ビート」「パ・テ・オ」「RAMPO」
「大いなる完~ぼんの~」などの制作に携わる。

●審査員:関橋英作(クリエイティブ戦略家)

関橋英作

ブランディングをする会社(株)MUSB代表取締役。青森県八戸市生まれ。外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校、フォンテーヌなど、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。特にキットカットにおいては、AME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)を2年連続グランプリ受賞。2009年にはキットメールにおいて、カンヌ国際広告祭メディア部門で、日本初のグランプリを獲得。

●審査員:筒井勝彦(映画監督)

筒井勝彦

1962年高知県生まれ。プロの特撮の現場を経て、教育映像等の映像制作などに長年携わった後、自らの映像制作会社オフィスハルを設立、今日に至る。ドキュメンタリーからドラマまで、ジャンルを問わずヒューマンな映像作品を製作・監督する。近年の話題作は、日本の学校教育の変革の為に尽くす教育者菊池修三氏のドキュメンタリー「日本の教育 挑む第二部」で、発表後多方面からの関心を寄せられている。日本映画監督協会会員。

●審査員:東海林美紀(写真家)

東海林美紀

世界各地で人々の暮らしと自然をテーマに撮影を行なう。最近は、冬に訪れたフィンランドでサウナに出会い、ウェルネス、文化・歴史、建築・デザインなど、様々な視点から世界のサウナ文化のリサーチを行なっている。リトアニアでは、オークや白樺の枝葉で作られたウィスクを使ったサウナでの施術「ウィスキング」やサウナマスターのトレーニングを受け、世界各地のサウナでイベントを行なう。著書に、世界のともだち「エチオピア」(偕成社)など。

●審査員:本郷浩二(林野庁長官)

本郷浩二

林野庁長官 1960年石川県生まれ。京都大学農学部林学科を卒業し、1982年、林野庁に入庁。青森営林局及び管内営林署で、造林や森林経営業務に従事した後、造林技術協力のためマレーシア・サバ州に3年間派遣。帰国後、熊本営林局小林営林署長、福井県林政課長など国有林野事業や民有林行政における現場業務の指揮を担当。その後、林野庁の民有林、国有林関係の各部局の業務を担当してきたが、これまでに木材産業、木材利用の行政については縁がないのが悩み。2018年7月から現職。

第2部イベント
座談会「森と和紙のキュレーターが語る日本の未来」
登壇者(敬称略)
・杉原吉直:(株式会社杉原商店 代表取締役社長)
・小野なぎさ:(一般社団法人森と未来 代表理事)
・吉田就彦 司会:(一般社団法人木暮人倶楽部 理事長)
概要:1500年の歴史がある越前和紙は、今も最先端の技術と知恵で進化を続けている。昔ながらの優れた技術を元にそんな和紙の可能性を世界に発信している和紙キュレーター杉原吉直。都会人に多いストレスの軽減や健康増進のために有効であると医学的にも検証されてきた森林浴などの森林活用を、人材育成等のビジネス面でも追求している小野なぎさ。共に自然を活かしユニークな方法で、世界に日本の素晴らしいヒト・モノ・コトを拡げようとしている。当日は、お二方と森や自然と共に生きるこれからの日本や地方の可能性を考えていく。

■タイムスケジュール(予定)※進行の状況で時間が前後することがあります。
11時30分 開場
12時 開演
12時~14時30分 第1部 エントリー作品の上映とティーチイン
14時45分~15時45分 第2部 座談会「森と和紙のキュレーターが語る日本の未来」
15時45分~16時 第3部 第7回木暮人国際映画祭2019各賞発表及び表彰式

お問い合わせ先:

一般社団法人 木暮人倶楽部 映画祭事務局

〒104-0061 東京都中央区銀座7-4-12銀座メディカルビル9階

TEL:03-6274-6575 MAIL:infom@kogurebito.jp

HP:https://www.kogurebito.jp/

 

■映画祭2019募集テーマ詳細

募集テーマは「木とともに生きるゆたかさ」

木暮人国際映画祭は、世界でも稀な「木」をテーマにしたユニークな映画祭からスタートしました。理性と合理性ばかりにとらわれた社会は、大きな転換期を迎えています。人間が元来もっていた野生の思考。そこから、すばらしい知性と、ゆたかで文化的な暮しが生まれてきました。つまり、木とともに生きることは、自然な暮らし方を取り戻すこと。「木」=「自然」。すてきな作品をお待ちしています。


■木暮人映画祭について

一般社団法人木暮人倶楽部が主催する「木暮人国際映画祭」は、森林や木をテーマにした映画や映像を広く社会に広めることで、主に都会に住む一般人に森林や木をもっと身近に感じてもらうことを目的として、2012年9月に、長野県富士見町で行われた第1回木暮人祭りに付帯して開催された「第1回木暮人映画祭」を皮切りに、森林や木に特化したテーマの作品だけを毎年連続的に上映する世界でも珍しい映画祭です。

広い意味では、映像を通じて、自然共生型社会を目指し、自然と人間の共生や共存意識を社会とシェアすることをメッセージし、日本の木に関わる産業や木の文化の発展にも寄与することを目指しています。

2012年に行われた「第1回木暮人映画祭」では、一般に上映された本編3作品のみを上映しましたが、2013年の「第1回木暮人国際映画祭2013」以降は、プロやアマチュアを問わず、映像作品を広く世界から一般に募集し上映する形式で開催し、今年2019年も同様に開催します。

募集映像ジャンルは、ドキュメンタリーやドラマなどの実写やアニメ、CG、ミュージックビデオ、CM等、映画祭の趣旨に合い、森林や木をテーマにするものであれば、どんな映像でもエントリー可能です。

「第6回木暮人国際映画祭2018」 

「第5回木暮人国際映画祭2017」 

「第4回木暮人国際映画祭2016」 

「第3回木暮人国際映画祭2015」

「第2回木暮人国際映画祭2014」

「第1回木暮人国際映画祭2013」

■映画祭映画作品募集要項
●英語版PDF
●中国語版PDF
●韓国版PDF
●トルコ語版PDF