【2020木暮人コラム010】Fah Nichamon 2020年7月11日土曜日 木暮人連続セミナー第1回:内山節 講演会 :森の哲学「哲学は学問として学ぶためにあるのではなく美しく生きるためにある。」

Column

【2020木暮人コラム010】

2020年7月11日土曜日 木暮人連続セミナー第1回:内山節 講演会 :森の哲学「哲学は学問として学ぶためにあるのではなく美しく生きるためにある。」
●自然哲学者が語る人と森の基本知識への共感。

タイは仏教の国なんですが、インドから仏教を受け入れる前に
タイでは幽霊や精霊の存在を信じていました。

昔のタイには森が沢山ありました。
人間も木々とともに暮らしていました。
精霊、森、人間の絆が強かったと思います。

森に入る前に、狩りのためや木を伐るために、
必ず森の守霊や神々にお祈りしなければなりませんでした。
そうしないと神隠しされたり、災いが起こったりします。
そして森に入ったら森の神々に失礼な行動をしないように、
神様が宿った木を伐らないよう皆気をつけました。
この事は代々伝わってきました。

タイと言えば、日本ではゾウのイメージが強いでしょう。
森に住む人たちは、ゾウと共に、家族のように暮らしました。
人間はゾウの面倒をみたり世話をしたり、
食事を用意して、ゾウは人間の荷物を運んだり、
トラなどの危険な野生動物達から人間を守ったりしていました。
ゾウが亡くなったら、そのゾウの牙をかたみとして家に飾ります。

しかし、現代社会のタイは、森の神々を信じる事や森と共に
生きることがだんだん消えて行っています。
野生のゾウと人間の関係も悪くなっていきます、
牙のためにゾウが沢山殺されました。
このままだと、いつかタイの森も消えて、森からゾウも消えて、
家に飾るゾウの牙しか残らないと思います。

そんな人と自然の関係を今考え直すべきだと思います。
その関係の大切さを信じるから森を壊さない、
信じるから神々の森を守るなど、
内山先生の講演で再確認したいと思います。

人・ゾウ・森はタイ人にとってかけがえのない関係です。
 

デジタルハリウッド大学院 Fah Nichamon


 

木暮人連続セミナー第1回:内山節 講演会 :森の哲学「哲学は学問として学ぶためにあるのではなく美しく生きるためにある。」

◆日 時:令和2年7月11日(土)14時30分開場、15時~17時
◆場 所:オンラインで開催予定です。ZOOMウエビナー入金者にIDとパスをメールします。
◆参加費:千円
◆申込先:https://peatix.com/event/1446370
◆申 込:今回は、上記のPeatixのみでの事前入金の申込みになります。ご注意願います。
◆登壇者: 内山節(自然哲学者)うちやま たかし
◆内容:かつて、日本人は森で暮らし、森からいろんなことを学んできました。森の哲学こそが、日本人の生き方だったのです。あらためて、人は森と繋がりあう暮らしを取り戻せるのか。内山さんの思想と体験から、深い森で失っているものを見つけに行きましょう。


◆内山節(プロフィール)
自然哲学者。東京生まれ。群馬県上野村と東京を行き来する暮らし。全国各地の森や里山を歩いた経験、修験道の修業、大乗仏教の研究などを通して、独自の思想を展開。それらをベースに、現代社会の問題を深く洞察し、里の哲学者とも呼ばれる。2015年まで立教大学・21世紀社会デザイン研究科で教鞭をとる。NPO法人森づくりフォーラム代表理事。著書に、「里という思想」(新潮選書)、「半市場経済」(角川新書)、「森にかよう道~知床から屋久島まで~」(新潮選書)、「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」(講談社現代新書)など多数。

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